OBCからPCAへ移行できるデータ・できないデータとは?
システムの入れ替えを考えたとき、まず多くのお客様が気にされるのが、
「今使っているデータは、どこまで新しいシステムへ持っていけるのか」
という点です。
これは当然の不安だと思います。
長年使ってきたデータには、日々の業務の積み重ねがあります。
だからこそ、単純に「移せます」「移せません」だけでは片づけられません。
実際には、比較的そのまま移行しやすいデータもあれば、事前に整理や確認が必要なデータもあります。
今回は、OBCからPCAへ移行するときの基本的な考え方を、できるだけわかりやすくお伝えします。
移行しやすいデータ
移行の対象になりやすいのは、いわゆるマスタデータです。
たとえば、
- 得意先
- 仕入先
- 商品
- 部門
- 社員
こういったデータは、比較的整理しやすく、移行の対象として考えやすい項目です。
また、売上、入金、仕入、支払などの取引データも、内容が整理されていて、必要な項目がきちんと出せれば、移行できるケースがあります。
そのままでは難しいこともあるデータ
一方で、注意が必要なデータもあります。
たとえば、
- 長年の運用で重複しているマスタ
- 今は使っていない古いコード
- 独自ルールで運用している項目
- 旧システム特有の摘要の使い方
- 実務では不要になっている過去履歴
こうしたものは、そのまま移すと新しいシステムでも使いにくさが残ってしまいます。
私は、データ移行は単なる「引っ越し」ではなく、
一度データを整理して、今後使いやすい形に整える機会
だと考えています。
CSVが出せれば大丈夫か?
これは本当によく聞かれます。
結論から言うと、CSVで出せることは大事ですが、それだけで安心はできません。
確認したいのは、たとえば次のような点です。
- 必要な項目がきちんと出ているか
- コードや日付の形式が揃っているか
- 金額や税区分の扱いがわかるか
- 明細単位で確認できるか
- PCA側で受け入れできる形に整えられるか
つまり、CSVは入口です。
本当に大事なのは、その中身です。
一番大切なのは整合性です
データ移行で大事なのは、「取り込めたか」だけではありません。
移行前と移行後で、数字が合っているか、ここが一番重要です。
たとえば、
- 残高が合っているか
- 件数が合っているか
- 金額が合っているか
- 税区分にズレがないか
- 実務で必要な摘要が正しく残っているか
ここをきちんと確認せずに本番へ入ると、後から請求や会計処理で困ることがあります。
見た目だけではわからない部分まで、丁寧に確認する。
それが、安全な移行には欠かせません。
まとめ
OBCからPCAへの移行では、マスタや取引データなど、移行しやすいものもあります。
ただし、すべてがそのまま移せるわけではありません。
大事なのは、
- どのデータを移すのか
- どのデータは整理が必要か
- 移行後に正しく使える状態になっているか
この3点を、事前にきちんと見極めることです。
「うちのデータは移行できるのか」
「どこまで持っていけるのか」
その判断が難しい場合は、まず現状のデータを確認するところから始めるのが確実です。
OBCからPCAへの移行をご検討中でしたら、現在お使いのシステム名と、移したいデータ内容をお知らせください。
内容を確認したうえで、無理のない移行方法をご提案いたします。
